戦国・鉄砲
鉄砲と戦国の戦い方
長篠・設楽原を入口に、鉄砲・馬防柵・三段撃ち説の注意点を読む10問。
このページでは全10問を、解説と出典リンクつきで読めます。まず自分で答えを考えてから「答えと解説を見る」を開いてください。定説が分かれる論点は「条件付き」と明記し、論点メモを添えています。出題形式で解きたい方はWeb版アプリへ。出典の選び方は出典つきクイズの作り方をご覧ください。
Q1. 長篠・設楽原の戦いが行われた日付として正しいものはどれ?
- A. 天正3年(1575)5月21日
- B. 慶長5年(1600)9月15日
- C. 天正10年(1582)6月2日
- D. 元和元年(1615)5月8日
Q2. 長篠・設楽原の戦いは、どのような状況から始まった?
- A. 武田勝頼軍が、奥平貞昌の守る長篠城を包囲した
- B. 徳川家康が大坂城を包囲し、豊臣秀頼を攻めた
- C. 宮本武蔵が巌流島で小次郎と戦った
- D. 織田信長が安土城の天主を完成させた
Q3. 長篠・設楽原の戦いで、武田勝頼軍と対峙した勢力として正しいものはどれ?
- A. 織田信長・徳川家康の連合軍
- B. 源頼朝・北条政子の連合軍
- C. 西郷隆盛・大久保利通の連合軍
- D. 足利尊氏・楠木正成の連合軍
Q4. 馬防柵の特徴として、もっとも適切なものはどれ?
- A. 連吾川沿い約2kmに、武田騎馬隊を防ぐため三重の柵が設けられた
- B. 長篠城の天守最上階に置かれた茶道具である
- C. 関ヶ原の首塚を囲む石垣である
- D. 宮本武蔵が書いた五輪書の別名である
Q5. 馬防柵と鉄砲を組み合わせる意味として、もっとも適切なのはどれ?
- A. 柵で敵の突進を止め、鉄砲を活かす防御線として読む
- B. 鉄砲があれば柵や地形は完全に不要になる
- C. 馬防柵は戦闘後に観光客だけのために初めて考案された
- D. 鉄砲は長篠には一挺も関係しない
Q6. 有名な『長篠の三段撃ち』説を扱うとき、歴史的に妥当な姿勢はどれ?
- A. 有名説として紹介しつつ、研究上は見直しがあり断定を避ける
- B. すべての兵が完全な機械式ローテーションで撃ったと断定する
- C. 有名な言葉なので、細かな検討は不要とする
- D. 長篠の戦い自体が存在しないと断定する
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正解: A. 有名説として紹介しつつ、研究上は見直しがあり断定を避ける
新城市設楽原歴史資料館は、三段撃ちの謎を企画展テーマにしており、近年は『実施していない』という説も示している。アプリでは定説扱いで押し切らず、条件付きで説明する。
論点メモ: 三段撃ち説は有名だが、研究上の見直しがあるため断定しない。
出典: 令和4年春の企画展「鉄炮三段撃ちの謎」(新城市設楽原歴史資料館) / 長篠・設楽原の戦い(新城市)
Q7. 鉄砲伝来を、一つの事件だけで見ないほうがよい理由はどれ?
- A. 種子島への伝来から、戦国大名や技術・社会への影響まで広く扱うテーマである
- B. 長篠の日だけに突然発明され、その日のうちに消えた道具である
- C. 江戸時代後期の玩具で、戦国とは無関係である
- D. 宮本武蔵の二刀流だけを説明する用語である
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正解: A. 種子島への伝来から、戦国大名や技術・社会への影響まで広く扱うテーマである
歴博の企画展示は、種子島から戊辰戦争までを範囲に、鉄炮伝来とその影響を扱う。鉄砲は一戦闘だけでなく、技術・流通・戦国大名の軍事運用に関わるテーマとして読む。
出典: 歴史のなかの鉄炮伝来 - 種子島から戊辰戦争まで -(国立歴史民俗博物館) / 鉄砲伝来とその影響(国立国会図書館サーチ)
Q8. 鉄砲が戦国社会に広まる過程を見るとき、大切な視点はどれ?
- A. 伝来、製銃法の伝習、急速な普及などを分けて考える
- B. 鉄砲は誰にも伝わらず、製造技術も不要だったと考える
- C. 鉄砲は甲冑の装飾だけで、戦い方には関係しないと考える
- D. 鉄砲は奈良時代の仏像制作法そのものと考える
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正解: A. 伝来、製銃法の伝習、急速な普及などを分けて考える
NDLサーチの書誌で確認できる同書は、伝来、製銃法の伝習、急速な普及などを扱う。武器の効果は、輸入だけでなく、製造・運用・普及の段階で見たほうがよい。
出典: 鉄砲伝来とその影響(国立国会図書館サーチ) / 歴史のなかの鉄炮伝来 - 種子島から戊辰戦争まで -(国立歴史民俗博物館)
Q9. 長篠合戦図屏風のような合戦図を読むとき、注意すべき点はどれ?
- A. 後世の視覚資料として、戦場イメージの手がかりにしつつ同時代記録とは区別する
- B. 屏風に描かれた配置を、すべて秒単位の実況記録として扱う
- C. 絵画資料は題名が合戦でも歴史学習に一切使えない
- D. 屏風は現代の写真なので史料批判は不要である
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正解: A. 後世の視覚資料として、戦場イメージの手がかりにしつつ同時代記録とは区別する
文化遺産オンラインの合戦図屏風は、戦場イメージを学ぶ材料になる。一方で、後世に制作・伝来した視覚資料なので、鉄砲の運用や配置の細部を即断定しない扱いが安全。
論点メモ: 合戦図は視覚資料であり、同時代の戦闘実況ではない。
出典: 長篠合戦図屏風(文化遺産オンライン) / 令和4年春の企画展「鉄炮三段撃ちの謎」(新城市設楽原歴史資料館)
Q10. 戦国の鉄砲をリアルに理解するには、どの切り口が重要?
- A. 鉄砲の数だけでなく、城救援、地形、馬防柵、普及過程、後世説の注意を合わせて問う
- B. 鉄砲が登場した瞬間に日本中の戦いが完全に終わったと説明する
- C. 鉄砲は長篠ではなく明治維新だけの道具だったと説明する
- D. 武器の話では、伝説だけを強く語るほうがよいとする
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正解: A. 鉄砲の数だけでなく、城救援、地形、馬防柵、普及過程、後世説の注意を合わせて問う
新城市、歴博、NDLの出典を合わせると、鉄砲は一つの有名場面だけでなく、包囲戦、救援戦、地形、柵、普及・技術、後世説の見直しを含むテーマとして扱える。
出典: 長篠・設楽原の戦い(新城市) / 馬防柵(新城市) / 令和4年春の企画展「鉄炮三段撃ちの謎」(新城市設楽原歴史資料館) / 歴史のなかの鉄炮伝来 - 種子島から戊辰戦争まで -(国立歴史民俗博物館)
このテーマの主な出典
長篠・設楽原の戦い(新城市)
歴史を辿る(新城市)
馬防柵(新城市)
令和4年春の企画展「鉄炮三段撃ちの謎」(新城市設楽原歴史資料館)
歴史のなかの鉄炮伝来 - 種子島から戊辰戦争まで -(国立歴史民俗博物館)
鉄砲伝来とその影響(国立国会図書館サーチ)
長篠合戦図屏風(文化遺産オンライン)
あわせて読む: 鉄砲と戦国の戦い方